初代タイガー「女子プロをなめんなよ」ストロングスタイルがディアナと協力体制

 プロレスラーの初代タイガーマスクこと佐山サトルが総監を務めるストロングスタイルプロレスは26日、都内で会見を開き、井上京子が社長を務め、ジャガー横田らが所属する女子プロレス団体ディアナと協力体制を組むことを発表した。

 20年12月に横田、今年7月には京子がストロングスタイルで試合をするなど、これまでも関係があった両団体。横田は協力に至った経緯を「どちらも何か足りないものがあると考え、両団体が協力し合えれば大きなものになっていくんじゃないかと、それぞれの団体に相談して今日に至った」と説明した。

 デビューした頃から初代タイガーマスクが大好きで毎日試合のビデオを見ていたという京子は「(デビューから)33年たって、自分が団体をやって、そして協力団体、ここまで来るとは自分でもビックリしております」と感慨深げに語った。

 具体的な活動について、横田は試合数を増やすために相互の選手貸し出しなどを行うと説明。佐山は提携のメリットを問われると、「まずは、女子プロをなめんなよと。男子プロレス以上の魂を持っていると感じる。学芸会ではない、魂で動いている魅力も分かっている。男子プロレスにも影響して欲しい。これが私がこの世界に恩返しとして残す、一つの手がかりになったらいい」と力説した。

 また、会見で、7月のデビュー戦で初代タイガーマスクの四次元殺法を完全再現してファンに衝撃を与えた女性版タイガーマスクのタイガー・クイーンの対戦相手に、ディアナを主戦場とする佐藤綾子が名乗りを上げて認められ、9月5日の東京・新木場1stRING大会で対戦することが発表された。

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