73歳・タイガー戸口が奮闘「今のレスラーは勉強不足」日本プロレス史70周年大会
「プロレス・日本プロレス史70周年記念大会『LEGACY』」(14日、後楽園ホール)
日本プロレス殿堂会初の主催大会が行われ、新日本、ノアなど多くの団体のレスラーが参戦。メインイベントでは17選手参加の時間差バトルロイヤルが行われ、最年長73歳のタイガー戸口が奮闘した。
若いレスラーに混じっても目立った193センチの巨体を持つ戸口。地獄突きで次々とレスラーを蹴散らし、勢いに乗ってグルクンマスクをボディースラムでたたきつけようとしたが、怨霊に押し倒され、大人数で押さえ込まれて失格となった。最後は望月成晃が木高イサミとの一騎打ちとなり、三角蹴りで仕留めて優勝した。
試合後は「昔の若い時を思い出したよ」と振り返った戸口。だが、同じリングに立った個性的なキャラクターのレスラーたちには「今のレスラーは勉強不足だよ。まとまりがない。試合というのはもっと自分で考えなきゃ。自分の頭を使わないと人は呼べないよ」と渋い顔。“日本プロレス界の父”力道山がデビューして70年の節目の大会だったが、「70周年なら70周年らしくやらなきゃ。名誉ある試合なら、もうちょっとピシッとやったほうがよかったんじゃない」と苦言を呈した。