RIZIN“筋肉美女”ぱんちゃん璃奈 勝利もKO逃し涙「力が足りない。出直します」
「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)
RIZIN初の女子キックボクシングルールマッチ(46・5キロ契約3分3回)が行われ、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈(27)=STRUGGLE=が元NJKFミネルヴァ・アトム級王者の百花(28)=魁塾=に3-0の判定で勝利した。
これまでデビュー11連勝の実績を残しているだけでなく、愛くるしい顔立ちと筋肉美の持ち主で雑誌グラビアにも登場するなど人気のぱんちゃんは、念願かなってRIZIN初参戦。40戦と豊富なキャリアを持つ百花と1回は、お互いに様子見ながらも3度、4度と打ち合い、終盤には激しく攻撃し合うなど一進一退の攻防を見せた。
2回に入ると、身長とリーチで上回るぱんちゃんは、長い足を生かした右ローキック、前蹴りなど繰り出して百花を内に入らせず、右ストレートが顔面をとらえる場面も目立つなど優位に試合を展開。3回は序盤に百花のワンツーを浴びたものの、長いパンチとキックを効果的に使って自分の距離を保ち、決定的な場面はなかったものの危なげない勝利を収めた。
試合後、マイクを握ったぱんちゃんは、デビューを白星で飾ったものの、KOを逃したことで「期待して試合を見て下さったと思うんですけど、倒せず、申し訳ないです」と観衆に謝罪。目に涙を浮かべながら「力が足りないと思って出直してきます。でも、また必ずRIZINの舞台に立ちたいと思いますので、華だけじゃなくしっかり実力のある選手として迎えてもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、再度のRIZIN参戦へ精進を誓った。