那須川天心 次戦は大みそか“RIZINの引退試合”!武尊戦への思いも吐露
「キックボクシング・RISE」(23日、ぴあアリーナMM)
RISE世界フェザー級王者の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=がRISEバンタム級王者の鈴木真彦(24)=山口道場=とノンタイトルのバンタム級3分3回戦(延長1回)で対戦し、3-0の判定で勝利。総合格闘技4勝とキックボクシング・総合格闘技ミックス戦1勝を合わせてプロデビューからの連勝を45に伸ばした。
来春にボクシングへ転向し、キックボクシングはこの試合を含めて残り3試合、最後の試合は来年3月のRISEで行うと明言している那須川。期待されているのはK-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊(30)=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST=との夢の対決だが、リング上でのあいさつでは那須川は「まだ相手は何も決まっていない」と武尊には言及しなかった。
この件について、RISEの伊藤隆代表は「まだテーブルについていない状況。間接的に聞いている部分はある。やるようであれば話をします」と状況を説明。進展しない障壁があるのかと問われると、「間に(RIZINの)榊原(信行)代表が入って、榊原代表を挟んでの会話になっているので、その状況がずっと続いている」と返答した。
また那須川も試合後のインタビューで「動きがないので、ボクもマジで分からない。組まれるのであれば向こうもやりたいし、盛り上がると思うし、ボクも熱くなれる試合だとは思う。全部状況が整えばやりたいと思うんですけど。向こうの選手がすごい発言して、ボクが何も言わないからはぐらかしているとか言われるんですけど、分からないのにいってもファンはガッカリするだけ。決まるまでボクは何も言えない」ともどかしい心境を語った。
残された時間が少ないことに焦りは「ない」という。「次の試合は大みそかのRIZIN。RISEが最後ですし、RIZINにお世話になった分、しっかり恩返ししたい。RIZIN引退試合をみんなに見せたいので、そこで(武尊戦が)決まるのであれば、やるのかなと思いますし、ほんと何も分かっていない」とした。