石田匠がKO宣言「バチバチの試合をしたい」12・11田中恒成と世界ランカー対決
ボクシングIBF世界スーパーフライ級5位の石田匠(29)=井岡=が4日、大阪市内で練習を公開。12月11日に名古屋国際会議場で決定した元世界3階級王者の田中恒成(26)=畑中=との世界ランカー対決に向けて「1ラウンド目から仕掛けて倒し切る。バチバチの試合をしたい」とKO宣言した。
元ジムメートのWBO世界同級王者・井岡一翔(志成)が田中に8回TKO勝ちした試合はテレビで見た。「自分のボクシングを100%出し切れば絶対勝てる」と自信を見せる。
世界ランカー同士のサバイバルマッチとなる。井岡一法会長は「勝って世界ランクを上げてもらって世界戦につなげたい」と話す。これまで17年10月のWBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英国)へ挑戦、19年12月のイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)とのIBF世界同級挑戦者決定戦では「待ちのボクシング」も影響して判定で敗れた。そこで得た教訓も胸に今回がラストチャンスと捉える。石田は「全てを懸けてこの試合に勝って、世界戦のチャンスをつかみたい」と覚悟を示した。