ボクシングのＷＢＡ世界ミドル級スーパー王者の村田諒太（３５）＝帝拳＝がＩＢＦ同級王者ゲンナジー・ゴロフキン（３９）＝カザフスタン＝と１２月２９日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦を行うことが１２日、正式発表された。

　村田は元ロンドン五輪ボクシング金メダリストでプロ戦績は１６勝（１３ＫＯ）２敗。これが１９年１２月の初防衛戦以来約２年ぶりの試合となる。ゴロフキンは０４年アテネ五輪銀メダリストでプロ戦績４１勝（３６ＫＯ）１敗１分。同級３団体の王座を統一するなど１９度防衛し、１９年５月にＩＢＦ同級王者に返り咲いた世界的な大物で、村田が熱望し続けたビッグマッチがついに実現した。

　この日、都内で開かれた会見には村田が出席し、ゴロフキンも米国からリモートで参加。念願のビッグマッチがついに実現した村田は、かつてともにトレーニングしたこともあるゴロフキンを「一番尊敬する選手」と評し、「彼を倒してボクが最強であることを証明したいと思います」と意気込みを示した。

　一方、日本で初の試合となるゴロフキンは「彼の強さを尊敬している。彼はＷＢＡのスーパー王者で金メダリスト。誰もが記憶に残る試合になるでしょう」と語った。

　この一戦はアマゾンプライムビデオが独占配信する。