宮原と世界T挑戦の青柳優馬が毒舌連発!諏訪魔は「器物破損専務」芦野は「遅刻太郎」
全日本プロレスは6日、都内で会見を開き、来年1月3日に宮原健斗、青柳優馬組が王者の諏訪魔、芦野祥太郎組に挑戦する三冠ヘビー級選手権試合を行うと発表した。
“ビジネスタッグ”と自称する前王者の宮原、青柳優組は前日に世界最強タッグリーグ戦を2連覇。王座奪回のチャンスに青柳優は、同リーグ戦開幕前の会見で諏訪魔がジェイク・リーと乱闘を繰り広げ、芦野が遅刻したことを蒸し返して「1人はベルトを投げて器物破損。1人は遅刻。チャンピオンらしからぬタッグチーム。これは世界タッグのベルトを持たすわけにはいかない。器物破損専務(諏訪魔)と遅刻太郎ですよ」と批判し、「ビジネスタッグが世界タッグの輝きを戻そうと思っています」と意気込みを示した。
一方の宮原は「今回は挑戦と言うよりは、日本プロレス界のタッグでどっちが強いんだという見方でファンのみなさまには見てもらいたい。世界最強タッグ覇者対タッグ王者。ボクらは挑戦者とは思っていない。その2チームがこのベルトを争うことで何かが生まれる。青柳優真選手とはまた違う考えで挑もうと思っている。覇者対チャンピオン、これでどっちがタッグ戦線のトップを走るのかが決まります」と力説した。
対する芦野は「遅刻太郎じゃありません。人は過ちを犯すわけですよ。それを経て成長していく、強くなっていく。終わったことは流せばいい」と青柳優に反論。「試合でやりますよ、青柳を。ムカつきますね。試合見ててもムカつきますしね。絶対に青柳優馬をボコボコにするので、覚悟しとけよ、お前」と予告した。
諏訪魔は前日に世界最強タッグ決定リーグ戦の準決勝で敗退し、世界タッグ王者として優勝する完全制覇を逃したことに悔しさを口にしながらも、「最強タッグ優勝者と世界タッグチャンピオンの頂上対決だと思っている。しっかりここはビシッと勝って、最強タッグ優勝チームを黙らせたい」と静かに闘志を燃やした。
だが、青柳優は「見てください、世界タッグのベルト。ボロボロじゃないですか。チャンピオンらしからぬベルトの管理能力。これが許せない。これは頂上決戦とは思っていません。世界タッグの勝ちを取り戻す戦いだと思っています」と、またも王者組の振る舞いを批判。これに宮原は若干困惑した表情を見せ、「青柳選手の発言を聞いていても、ボクとベクトルが違うので、ここの意思疎通をしないとタッグのバランスがヤバいかなと思いましたね。青柳選手はちょっと興奮しすぎている感じがする」と危惧したが、「SNSをエゴサーチしてたら、すごく仲のいい写真もいっぱいありましたし、ちょっとビジネスを超えつつある感じは受けている。ファンもビジネスの先を期待しているんじゃないかと思うしね。新たな感情は芽生えるかもしれない」と絆の強化への手応えも口にした。
これらを聞いていた諏訪魔は「青柳がすけえ変わっちゃったなという印象がある。こんなにどぎついこと言うようになっちゃったんだなってね。試合を通して伝えたい部分もある。青柳の人間性を真っ直ぐにしたいと思う」と青柳の矯正を予告。しかし、青柳優は「ベルトを投げて器物破損した人の言うこととは思えない。ボクも真っ直ぐとは言い切れないですけど、諏訪魔さんも真っ直ぐではないんじゃないかと思いますね」と鼻で笑いながら反論した。