井岡一翔 統一戦中止で大みそかに地域2冠福永亮次とV4戦
「WBO・世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦」(31日、大田区総合体育館)
ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32)=志成=が12月31日に同級6位の福永亮次(35)=角海老宝石=と4度目の防衛戦を行うと発表した。
井岡はIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)と王座統一戦を行う予定が、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」拡大への政府の水際対策強化でアンカハスが来日できず中止。相手を日本人に代えて10回目の大みそかの舞台に立つことになった。福永は日本とWBOアジアパシフィックの同級2冠王者で、11月にOPBF東洋太平洋同級王座を返上するまで3冠を保持。念願の世界挑戦のチャンスに、来年1月の防衛戦の予定を変更した。
両選手は所属ジムと通じてコメント。井岡は「大みそかに統一戦ができないのは残念だが、決まったからには全力で臨み、勝利し次の試合へつなぎたい」と気持ちを切り替え、福永は「大みそかまでに完璧に仕上げる。人生をかけて、人生を変える」と意気込んだ。