皇治とシバターの舌戦に榊原氏が事情を公開「両者に非はない」説明不足が原因と説明
「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
追加カードが17日、発表された。今回の大会のカードを巡って、皇治とシバターが自身のYouTubeや、SNSを通じて舌戦を繰り広げていることを受け、榊原信行CEOが事情を説明した。RIZIN側から、間違った情報が両選手に与えられていたとした上で、両者に非がないことを強調した。
榊原CEOは、両者の舌戦が、暴露合戦の様相を呈したことに、「主催者として、いろんなエンターテインメントの裏側が選手たちによって暴露されていくのは本当に正しい形ではない」と苦虫をかみつぶすように語った。その上で、「我々が間に挟まる形で、コミュニケーションがお互い誤解を及ぼす形になっていることい関してのみ、この場を借りて、訂正というか。皇治選手の名誉のためにも、ちゃんと伝えておかないといけないことがあって」と水面下での交渉の舞台裏について説明した。
「最初に皇治選手と試合をしたいと言ったのはシバター選手」だったという。その後、異種格闘技戦ではつきものの、ルール、体重などの調整に入り、「皇治選手とシバター選手をマッチアップするために、ずっと秋ぐらいからいろいろ調整を進めてきました」という。
ただ、それと同時に、プロモーターとして「並行して、AプランでなければBプランというのは常に選手それぞれと交渉するんですね」と同時進行で、バックアッププランとして、シバターと久保の対戦について準備を進めた。ここで「シバター選手の方はルール的には問題なければいくという方向で、一気に久保選手に傾きます」(榊原CEO)と流れが変わった。
だが、ここで誤解が生じ、この経緯が皇治には伝わっていなかった。一方で、シバター側には、皇治はその情報を理解しているという話が伝わってしまったという。
その為、皇治から見れば“自分が歩み寄った”にも関わらず、試合が成立しない、という状況が起きたとなったという。榊原CEOは「シバター選手にも皇治選手にも非がないと。我々が間に入った中での説明不足ということで起きた誤解」と総括した。