元世界王者・山中竜也 現役復帰を表明「ライトフライ級で10度防衛、自分超える」
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硬膜下血腫により2018年に引退した元WBO世界ミニマム級元王者の山中竜也(26)が18日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われた興行で復帰を表明した。「ライトフライ級で10度は防衛したい。必ず自分を超えます」と決意を述べた。
18年7月の防衛戦後に硬膜下血腫と診断され、ライセンスの自動失効で引退。しかし、日本ボクシングコミッション(JBC)は12月9日付で後遺症がないなど要件を満たせばライセンスの再発行を認める新規定を発表し、古巣の真正ジムから復帰が決まった。
ライトフライ級は、WBAスーパー王者・京口紘人、WBC王者・矢吹正道、WBC前王者の寺地拳四朗ら強豪ぞろい。山中は「ベルトを持っている選手なら誰でもいい」と2階級制覇へ意気込む。当初は「海外でやるつもりだった」という意志を貫き、復帰戦は来年3月。この日デビュー4連勝を飾った妹の菫(21)=真正=とともに「兄と妹で初の世界王者を目指して頑張っていく」と夢を語った。