「ＲＩＺＩＮ．３３」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　会見が２５日、都内で開かれ、キックボクシングＲＩＳＥ世界フェザー級王者の那須川天心（２３）＝ＴＡＲＧＥＴ／Ｃｙｇａｍｅｓ、写真左＝と元ＰＲＩＤＥライト級王者の五味隆典（４３）＝東林間ラスカルジム、同右＝による、ボクシングに準じた特別ルール３分２回のエキシビション戦が発表された。

　来年ボクシングへ転向する那須川はＲＩＺＩＮで最後の試合。期待されたＫ－１の武尊戦が来年６月開催となり、以前からオファーしていたムエタイでラジャダムナン・ルンピニー統一王者となった吉成名高に今月断られた。その後も相手が見つからず、那須川の希望で試合２週間前に五味にオファーして受け入れられた。榊原ＣＥＯは「五味隆典に助けられた」と感謝した。

　あこがれの存在との対戦に那須川は「相手が見つからなくて悲しくなったけど、まさかＲＩＺＩＮでＰＲＩＤＥを体験できるとは思っていなかった」と感激。五味は「まだよく分かっていない」と苦笑しながらも「できる限り練習している。短い期間ですけど」と意気込んだ。