井岡「何か伝わる熱い試合を」、福永「気合入りました」両者前日計量一発クリア
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
前日計量(上限体重52・1キロ)が30日、都内で行われ、王者の井岡一翔(32)=志成=は52・1キロのリミットちょうど、挑戦者で同級6位の福永亮次(35)=角海老宝石=は52キロの100グラムアンダーでともに1回目でパスした。
井岡は4度目の防衛戦。当初はIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との王座統一戦を行う予定だったが、外国人の新規入国が原則禁止となったことで中止となり、相手を変更しての10度目の大みそか戦となった。
計量を終え、井岡は「いつもそうですけど、まず計量を終えて、あとは戦いに備えるだけなので。リングに上がる準備をしていきたいと思っています」と語った。福永は「リカバリーしっかりして、体を休めるだけです」とした。
お互いに顔を見ての印象は井岡は「特にないです」、福永は「テレビで見たことがあるだけなので、すごいなと思ったっていうぐらいですかね。こんな相手とするんやなと思って、気合入りました」と語った。
また井岡は「僕は今回で10度目の大晦日の試合になるんですけど、この10度目で、今までやってきたことを試合で、いい試合というか、何か伝わる熱い試合をして、少しでも盛り上げればいいなと思います」と、試合に向けての決意を語った。
コロナ禍で、さまざまなスポーツイベントが中止・延期を迫られるなど、苦しい時期を過ごしている。井岡は「試合ができるというのが本当に、ボクサーとしても、チャンピオンとしても、うれしいなと思うのと、やっぱり一度決まった、今回に関しては統一戦が流れてしまって。心境としては複雑でしたけど、ここで立ち止まっていられないなという気持ちだったんで。そういった意味でも初めての状況ではありますけど、僕の中では挑戦だなと思って、この試合に臨みます」とした。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる渡辺海、剥奪されたWBOアジア・パシフィック王座をダイレクト奪還 壮絶打ち合いで左フック一発TKO「狙ってた」
ボクシング 5・4ラスベガス再上陸の井上尚弥、渡米直前も幼なじみボクサーを応援 元Jリーガー山口聖矢1回TKO勝ちで感謝「負けられなかった」
チェ・ホンマン 無断で自身の映像を利用する人へSNSで警告 YouTube開設も示唆
前K-1王者の与座優貴 ONEと電撃独占契約「武尊さん、野杁さんと一緒にベルト巻くのが目標」 17日ベルト返上申し入れK-1契約満了
綺麗な顔を「ボコボコに」 WBA女子王者の黒木優子、25歳鈴木なな子に非情予告「顔は大事」 6・26フェニックスバトル
井上尚弥、5・4ラスベガス再上陸へ国内調整大詰め「疲労はピーク、逆に順調」 あとスパー1回で打ち上げへ 大橋会長「言うことない」
新間寿さん死去 昭和プロレスをアツくした“過激な仕掛け人” 猪木VSアリ戦&初代タイガーマスクなどプロデュース
元新日本プロレス専務、新間寿氏が死去、90歳「過激な仕掛け人」猪木VSアリ戦、初代タイガーマスクなどプロデュース