カズ、リングサイドでの観戦は次男・三浦孝太の願いだった
「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
サッカー元日本代表FWのカズこと三浦知良(54)の次男、三浦孝太(19)=BRAVE=が総合格闘技デビューを白星で飾った。元ホストで地下格闘技大会出身のYUSHI(33)を寝技で攻め、最後は左脚でのサッカーボールキックを決めて衝撃の1回TKO勝利を決めた。
リングサイドで父のカズ、母でモデルのりさ子も見守る中での勝利。この日、フジテレビ系で放送された「まもなく格闘技RIZIN」に出演した榊原信行CEOは、三浦親子の秘話を明かした。
榊原CEOは、孝太のデビューに当たって、カズとも直接会って話をしたと告白。孝太とカズは「男同士だし、アスリート同士だから通じるものがあるんですよ」と2人の関係を説明した。
誰もが「無理だ」とみていた中で、15歳で単身ブラジルに渡って19歳でプロデビューを勝ち取ったカズは、同じ19歳でデビューする孝太に自身を重ね合わせているという。榊原CEOは、カズが孝太のチャレンジを応援しているとし「勝ち負けはいいんだ。1人でも多くの人たちにチャレンジを応援してもらえるような試合をしてほしい」と語っていたと明かした。
さらに「息子が『来るな』って言えば行かないし、『リングサイドで見てくれ』って言うんだったらリングサイドで見たい」と語っていたことも伝えた。31日の試合で、カズはリングサイドで観戦。劇的勝利でデビューを飾った孝太をガッチリと抱きしめ祝福していた。