朝倉海は決勝でまさかの判定敗け スタミナ切れで大みそか3年連続無念 扇久保博正が優勝
「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
日本GPバンタム級トーナメント決勝が行われ、朝倉海(28)=トライフォース赤坂=と扇久保博正(34)=パラエストラ松戸=と対戦。下馬評では優勝候補とされていた朝倉だが、判定の末、0-3でまさかの敗戦を喫した。
第1ラウンドでは扇久保にマウントポジションを取られるなど劣勢の展開。第2ラウンドでは徐々に距離を詰めて攻撃を仕掛けようとしたが、扇久保は主導権を渡さなかった。
朝倉は準決勝で瀧沢謙太(27)=フリー=を判定で下し、決勝に進出。危なげない試合運びで、MMAの通算戦績を19勝3敗とした。決勝は大みそかの大トリ。1日2試合の過酷なトーナメントでスタミナが切れてしまったのか、決勝では何もできず、無念の準優勝となった。
兄の未来とともにYouTuberとしても人気絶大。今大会は優勝候補筆頭に挙げられ、大会前には「全てにおいて強くなっている」と自信をのぞかせていた。昨年の大みそかでは王者堀口に敗れ、ベルトを奪われ、優勝してのリベンジマッチを見据えていた。
一方の扇久保は劣勢とみられていた準決勝で井上直樹(24)=セラ・ロンゴ・ファイトチーム=に勝利し、決勝に駒を進めていた。