全日本・諏訪魔&芦野がV2!宮原と本田加え4人で三冠王座決定トーナメント開催か
「プロレス・全日本」(3日、後楽園ホール)
世界タッグ選手権試合が行われ、王者の諏訪魔、芦野祥太郎組が21年の世界最強タッグ決定リーグ戦を制した宮原健斗、青柳優馬組の挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。
活動を休止したWRESTLE-1出身で20年4月から全日本を主戦場とし、前日に正式入団が発表された芦野は、前日の前哨戦で自身をスピンキックでKOした上、「いつから全日本はゴミ拾いをするようになった」などと挑発した青柳優へ敵意をむき出しにして激しい攻防を展開。終盤には芦野のアンクルロック、青柳優のエンドゲームと互いの得意な関節技やジャーマンスープレックスの応酬を見せるなど、戦いをさらに激化させた。
そして、芦野は青柳優に諏訪魔との合体技ウルトラジャーマンボムを成功させたが、宮原がカウント3寸前でカット。そこから芦野は青柳優の逆襲に遭い、前日に続いてスピンキックを浴び、再びKOかに見えたがカウント2で返し、カウンターのラリアットで攻勢に転じると、バックドロップからのTボーンスープレックスで豪快にマットにたたきつけて3カウントを奪った。
マイクを持った芦野は「青柳、オレはゴミじぇねえぞ。勘違いしてんじゃねえ」と一喝。だが、「青柳がそう言う気持ちも分かる。オレも前の団体で他団体が来たときはムカついた」と理解も示し、「でも、お客さんにすばらしいプロレスを見せていくしかないから。オレは全日本プロレスのリングでお客さんを満足させられるように精進していきます」と、所属選手としての誓いを立てた。
続けて、昨年12月26日に本田竜輝との試合で顔面2カ所を骨折したことで三冠ヘビー級王座を返上したジェイク・リーに「早く帰ってこい」とメッセージを送り、「お前がいない間、三冠王座、オレと諏訪魔さんでやりますか」と王座決定戦を提案。これに諏訪魔は「やっちゃおうかな。やっちゃうぞ、オイ!」と返答した。
しかし、そこに宮原が割って入り、「ジェイクを待つ?だから、お前ら甘いんだよ。三冠という言葉を聞いて聞き捨てならなかった。その戦いにオレも入れろ。50周年イヤーで世の中がオレを求めてんだよ。オレが50周年のど真ん中に立つんだよ」とアピールした。
すると、今後は本田が突如リングに突入し、宮原を襲撃。「世の中はお前のことを求めてもな、オレはお前のことを求めてねえんだ。三冠ベルトの戦いにオレも入れてもらうぞ」と要求して去っていった。これに芦野は「いいよ」と返答。諏訪魔は「4人でトーナメントやるか」と提案した。