新日本・棚橋、暴走の反則負け!前哨戦でUS王者KENTAを竹刀でめった打ち
「プロレス・新日本」(4日、後楽園ホール)
5日に反則裁定なしのノーDQマッチで争われるIWGP USヘビー級選手権試合で王者のKENTAに挑戦する棚橋弘至が6人タッグの前哨戦で反則負けを喫した。
棚橋はロッキー・ロメロ、田口隆祐と組み、エル・ファンタズモ、石森太二、KENTA組と対戦。KENTAの場外ラフファイトに捕まったが、終盤にはドラゴンスクリューなどで攻勢に転じる。しかし、KENTAは棚橋をフォールした際に、巧みにレフェリーを巻き込んで場外に落としてしまった。
レフェリー不在の間にKENTAは竹刀を持ち出して棚橋を殴打。さらにファンタズモと石森も加勢したが、ロメロと田口が駆けつけてプランチャー同時発射で排除した。棚橋は竹刀を奪い取ると、興奮状態でKENTAをめった打ち。そこに復帰したレフェリーが制止したものの、棚橋はレフェリーを突き飛ばしてしまい、反則負けが告げられた。
棚橋は「反則攻撃はあまり慣れていなくて、止めどころが分からないというか、東京ドームで反則負けというのは記憶にない。落ちるところまで落ちたなと思っているけど、明日やり返せばいいだけだから。悔しい、情けない、何だろ。いろんな感情があふれたら、何の感情もなくなって、こういう気持ちの時に躊躇せず人を殴れるんだろうなっていう初めての感覚というか」と振り返り、「東京ドームでメインを張っていた棚橋はもういないんだっていうところから始めます」と話した。
KENTAに対しては「キレたら怖い人と思うんですけど、オレ、その類いなのかなって自分で思っちゃった。明日は覚悟しておいて下さい。昨日までは正攻法でいって、何の反則もせずに勝ったらメチャクチャ気持ちいいだろうなと思っていたんですけど、竹刀ぶん回して、人をぶったたくのも気持ちいいなと思っちゃった。明日はどっちの棚橋が出るか楽しみにしていて下さい」とメッセージを送った。