オカダ 全面対抗戦 新日がノア返り討ち「こんなんで泣いてんじゃねえ」清宮沈めた
「プロレス・新日本」(8日、横浜アリーナ)
約5年ぶりに交流を復活させたノアとの全面対抗戦が行われ、ダブルメインイベント第1試合で新日本の内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(新日本)が、ノアの拳王率いる金剛に勝利。最終試合の同第2試合は新日本のオカダ・カズチカ、棚橋弘至組がノアの武藤敬司、清宮海斗組に勝利した。全11試合の対抗戦は新日本が6勝4敗1分で勝ち越した。
IWGP世界ヘビー級王者のオカダ、“100年に1人の逸材”棚橋弘至、元新日本のトップ選手であり今はノアのトップ戦線に君臨するレジェンド武藤、“ノアの超新星”清宮と4人の人気レスラーが激突。武藤とオカダは初対戦、棚橋は師匠であり、あこがれの存在でもある武藤と12年ぶりの対戦だった。
オカダと棚橋は、25歳で4人の中で最年少の清宮を捕まえて優位に試合を展開。だが、終盤は清宮がオカダとの一騎打ち状態で奮起し、武藤の閃光魔術の援護射撃を受けて、ジャーマンスープレックス、タイガースープレックスで追い込んだが決めきれず。最後はオカダが開脚式脳天くい打ちからのレインメーカーで仕留めた。試合後、オカダは涙を流す清宮に対し、「こんなんで泣いてんじゃねえ。帰れ」と厳しい言葉をかけた。
ホームでの対抗戦を白星で締めたオカダは試合後、「プロレスっていいですね」と充実の表情。インタビューでは清宮について問われると「清宮選手だったけど、清宮君かな。呼び捨てにもできないレベル」と再び厳しく評価。「まあ、悔しいなら、海外修行のように新日本プロレスに上がって、自信が付けばノアに戻ればいいと思う」と呼びかけた。