WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆が熱望!甲子園で始球式「甲子園の景色を見てみたい」

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者、谷口将隆(27)=ワタナベ=が、里帰り中の故郷神戸で15日までにデイリースポーツのインタビューに応えた。昨年12月14日にウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)を11回TKOで破った新王者は、元野球少年で大の阪神ファン。子どもの頃からあこがれの甲子園で、世界王者として阪神戦の始球式を熱望した。

 新王者として故郷で年始を過ごした谷口は「地元の友達もみんな驚いている。本当に(ベルトを)持って帰ってきたと」と笑顔を咲かせた。大学卒業時に「世界王者になる」と宣言して上京。約束を果たした凱旋だ。

 新年は希望に満ちている。「初防衛してやっと王者だと言われるので気合が入る」とまずは目の前の一戦。また「世界王者になって、選択肢が広がった」と防衛回数だけでなく、他団体との統一戦や、将来は複数階級制覇も見据えている。

 リング外でも大きな目標が一つ。大の虎党は「甲子園で始球式をやってみたい」と目を輝かせる。03年、小学3年で野球を始めた時に、星野阪神が18年ぶりのリーグ優勝を果たした。「テレビにかじりついていた。金本選手、アリアス選手、井川投手。矢野監督も捕手でおられて。プロ野球チップスをめっちゃ買ってました」と、猛虎ナインへの熱い思いは変わらない。

 外野手だった野球少年は「とにかくヘタでずっとベンチを温めていた。6年生で身長120センチくらいと体も小さくて」と補欠のまま、中学でボクシングに転向した。「あこがれの甲子園の景色を見てみたい」。防衛ロードの先に、もう一つの夢の実現があるかもしれない。

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