榊原CEO シバター戦の八百長騒動を謝罪「ご心配をおかけした」朝倉海の話題も説明
RIZINの榊原信行CEOが21日、2月23日に行われる「RIZIN TRIGGER 2nd」(静岡・エコパアリーナ)の対戦カード発表会見に出席。大みそか大会で物議を醸した騒動に言及し、あらためて謝罪の言葉を述べた。
昨年大みそかの「RIZIN.33」ではシバターと久保優太の試合で事前に打ち合わせがあったとして、両者の暴露合戦に発展した。
榊原CEOは「年明けからいろんな意味で波乱が多い、(ファンは)RIZINに対してどうなってるんだという怒りの思い、久保、シバターの事件があり、朝倉海選手のトーナメントのけがはどうなっているんだ?と」と、結果的に骨折したまま試合をしていたことが判明した朝倉海の話題も含めて言及。続けて「(年明け)ポジティブな形で(スタートを)切れなかった状況でありますが、ご心配をかけたこと、抱かせたことにこの場でお詫びしたい、そう思っています」とあらためて謝罪した。
一方で、「いろんなチャレンジをした中で小さくまとまる気はない。考察して、次に学んだこと、苦い経験もたくさんした。力にかえて世界中の皆さんに愛して、必要としていただける舞台にしたい」と先を見据えた。
朝倉海については、こぶしを骨折したまま決勝を戦ったことに主催者に対する批判の声が集まったが、榊原CEOは経緯を説明。「一回戦を終わってドクターチェックをして骨折しているかもしれない。古傷を痛めたかもしれないというのはあった」と振り返った。
一方で、「ドクター、主催者は生命に危険あるなら止めるが、何があっても決勝にいくんだという海選手が強い意思で伝えた。この一戦にかけるなら、チャンスをつかまず辞退するのではなく、戦いたいという思いは尊重したい。議論がある、意見があるのは十分に理解しています。ファイターの意思を尊重することは変わらない」とした。
シバターに関連した騒動では、RIZINはこれまでにYouTubeチャンネルでも謝罪。八百長を否定したうえで両者への罰則を見送り、今後はSNSを含めて試合前のやり取りを禁止するなどの対策を取るとしている。