西田凌佑が新鋭賞 恩師の近大・名城信男監督も17年前受賞「とても光栄」
ボクシングの2021年度年間表彰が29日に発表され、新鋭賞にWBOアジアパシフィックバンタム級王者の西田凌佑(25)=六島=が選ばれた。
昨年4月24日に沖縄コンベンションセンターで元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(Ambition)に判定勝利。デビュー4戦目で強打の元世界王者を完封し、その名をとどろかせた。12月19日には住吉区民センターで大橋哲朗(真正)に判定勝ちして初防衛に成功している。
西田は「この度は、名誉ある賞を頂きまして誠にありがとうございます。この賞を受賞することができたのは、試合を組んで下さった六島ジム会長や、指導して頂いている武市晃輔トレーナーやジムの仲間、そして応援して下さっている皆様のおかげです」と周囲に感謝した。
新鋭賞は近大時代の恩師であり、六島ジム初の世界王者でもある近大・名城信男監督(40=元WBA世界スーパーフライ級王者)も2004年に受賞している。この賞で脚光を浴びた名城監督は06年7月に世界王座を奪取した。西田は「恩師と同じ賞を頂けたことをとても光栄に思います。名城監督も新鋭賞を受賞し、世界チャンピオンになられたので自分も同じ賞を頂けたからには世界チャンピオンになる為、さらに精進していきます」と誓った。恩師に続き、世界の頂を目指す。