武居由樹、那須川天心VS武尊に複雑な心境吐露「自分的にはやってほしくなかった」
元K-1ワールドGPスーパーバンタム級王者でボクシング転向後3連続1回KO勝利中の武居由樹(25)=大橋=が日本スーパーバンタム級16位の河村真吾(31)=堺春木=と対戦することが22日、発表された。
横浜市内で開かれた会見に出席した武居。今回は初の10回戦となることに「昨日、次の試合は10回戦と言われまして、すごい不安があるんですけど、10ラウンドは難しいんで」と苦笑しながら、「そこまでいかないように早い段階で倒していきたい」とKOに意欲を示した。
相手の河村はこれまで27戦と経験豊富で、武居は初めて日本ランカーとの対戦。「自分にとって格上の選手なので、そこは気を抜かずにいい経験をさせてもらって勝ちたい」と話し、「ここをちゃんと勝ってランキング入りさせてもらえたら上の強い選手とも戦えるので、次のステップアップにしたい」と位置づけた。
連続1回KO勝利の日本記録は丸山大輔が持つ9。それを聞いた武居は「じゃあまだまだですね。それは知らなかった」と笑みを浮かべ、記録更新には「狙って1ラウンドで倒そうとも思っていないので、結果としてそうなったらいい。絶対に1ラウンドで倒すと言うわけではなく、倒して勝つ」とこだわらない考えを示した。
また、武居はK-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊がK-1フェザー級王者の軍司泰斗とエキシビションマッチを行うK-1東京体育館大会(27日)の生中継でゲスト解説を務める。武尊は6月にキックボクシングのRISE世界フェザー級王者の那須川天心とのドリームマッチが控えており、武居は勝敗予想について問われると、「よく聞かれるんですけど、どっちも負ける姿が想像できない。武尊選手はK-1ファイターとして応援しますし、ボクサーとしては天心選手(武尊戦後にボクシング転向)に無敗できてもらってボクシング界を盛り上げられたらというのもある。ある意味、自分的にはやってほしくなかった。どっちも負けてほしくない」と複雑な心境を語った。