亀田興毅氏 倍増超の賠償金判決に「勝利宣言と言えるのではないか」

控訴審判決を受けて会見に出席した(左から)北村弁護士、亀田興毅氏、亀田大毅氏
 JBC側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決を受け、記者会見する(奥右から)亀田大毅さん、亀田興毅さんら=24日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
 JBC側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決を受け、記者会見する亀田興毅さん=24日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
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 不当な処分が原因となり損害を受けたとして、日本ボクシングコミッション(JBC)を相手どった損害賠償請求訴訟起こしていた亀田興毅氏らが24日、控訴審判決を受けて会見を開いた。1審の4550万円から1億0010万円に賠償金額が増えたことを受け、興毅氏は「今日は勝利宣言と言えるのではないか、という感じ」と感想を語った。

 発端となったのは、2013年12月の亀田大毅とリボリオ・ソリスによるIBF・WBA王座統一戦。試合前日に、当時のJBC事務局長が出席したルールミーティングで「亀田大毅が敗れてもIBF王座が保持される」ことが確認されていたにもかかわらず、IBFの責任者が報道各社に「亀田大毅が敗れたらIBF王座は空位となる」と説明。この誤りについて、取材対応の場を設けたJBCが訂正しなかったことが原因であるとし、このことが大きな騒動につながったと亀田氏側は指摘している。

 亀田氏側は、自身たちには否がないにも関わらず、ライセンス更新拒否の処分が強行されたとしている。1審の判決を受け、亀田氏側もJBC側も双方が控訴していたが、より亀田氏側の主張をくむ形の判決が東京高裁から言い渡された。この判決を、亀田氏側は北村晴男弁護士名義の文章で「違法な本件処分を強行したJBC及びその関係者の責任を認めた上、亀田興毅ら及び亀田プロモーションに賠償すべき金額を一審判決より大幅に増額したものであり、極めて妥当なものと考えています」と評価した。

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