亀田氏側に敗訴JBC存続危ぶまれる判決 清算の可能性否定せず「すべてのことを考えて」

 日本ボクシングコミッション(JBC)による不当な処分で国内試合ができなくなったとして、元世界王者の亀田興毅氏(35)らがJBCとその関係者らを相手に約6億6000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、東京高裁で言い渡され、一審に続いて処分は違法とし、約1億円の支払いがJBCなどに命じられた。

 一審に続き敗訴となったJBCは同日、永田有平理事長らがオンライン会見を行い、今後については弁護士と相談して決めていくとした。上告や清算などあらゆる可能性から「最善の道を考えていきたい」と述べた。

 永田理事長は判決に「我々の主張を申し述べておりましたが、受け入れていただけない判決となり大変残念に思っています。内容を精査し、今後の対応を考えていきたい」と語った。倍増以上となった賠償額には「驚いている」と答えた。

 JBCでは多額の訴訟費用などを抱え、20年末の財務諸表では約2500万円の債務超過に陥っている。存続が危ぶまれる判決が出たことで、清算の可能性について問われると「すべてのことを考えていきたい。試合を継続することが大切。ご迷惑をかけないような形を考えていきたい」と否定しなかった。

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