オカダ「100周年と続けるよう」 新日本50周年でレジェンドに誓う 猪木不在も藤波「ダーッ!」
新日本プロレス50周年の旗揚げ記念日大会が1日に開かれ、長州力(70)、藤波辰爾(68)、前田日明(63)、現在ノア所属の武藤敬司(59)ら20人のOBが出席してのセレモニーが行われた。メインイベントではIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)が藤波と初合体し、棚橋弘至(45)と新旧エーストリオを結成。OBの藤原喜明(72)、鈴木みのる(53)、ザック・セイバーJr.(34)の関節技トリオに勝利し、闘病中で来場がかなわなかった創始者アントニオ猪木(79)へ熱いエールを送った。
レインメーカーから燃える闘魂への熱いメッセージだ。新旧スタートリオと関節技トリオが激突したメインはそれぞれが持ち味を発揮。藤波と棚橋がドラゴンスクリューを師弟共演すれば、藤原も鈴木、ザックと3人同時の脇固めを披露。最後は鈴木と激しくやり合ったオカダがレインメーカーで仕留めた。
記念の試合を締めたオカダは「そうそうたる先輩たちが来ていただいて、新日本プロレスの重さを改めて感じることができました」と実感。「背負う背負うと言ってきたけど、それなりの覚悟がないと背負えないことが分かったので、まだまだ新日本プロレス50周年、背負ってプロレス界を盛り上げていきます」と誓った。
続いて来場がかなわなかった猪木への思いを吐露。「猪木さんが踏み出した、その一足というのがこの新日本プロレスにつながっていると思います。どんなに迷っても、いろんなものと戦っても、最終的にはここに、このリングに戻ってくると思います。それまでオレたちが新日本プロレスを盛り上げていきます」と熱く訴えた。
最後は猪木の弟子で唯一現役の新日本旗揚げメンバー藤波に猪木へのエールをお願い。藤波は「猪木さんを次回は必ず呼びましょう」と呼びかけ、猪木さんの決めゼリフ「1、2、3、ダーッ」を観衆と絶叫した。
インタビューでは「50周年がすごくいい日でした」と振り返ったオカダ。「60周年、70周年、80周年、90周年、100周年と続いていけるよう、今をしっかり戦っていきたい」と歴史をつないでいく自覚を示した。