村田諒太 4・9ゴロフキン戦決定 初防衛戦から2年超!延期経てついに

 ボクシングの帝拳ジムは3日、都内で会見を開き、延期されていたWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36)=帝拳=とIBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39)=カザフスタン=との2団体王座統一戦を4月9日にさいたまスーパーアリーナで行うことを発表した。また同じ興行では、WBO世界フライ級王者の中谷潤人(24)=M・T=が同級2位の山内涼太(27)=角海老宝石=の挑戦を受ける2度目の防衛戦を行うことも発表した。

 日本史上最大のビッグマッチがようやく実現する。この一戦は2021年12月29日に同会場で行うと発表されたが、オミクロン株の水際対策強化のため延期。今年の2月下旬に再度予定され、外国人新規入国原則禁止の特例が認められる方向で調整を進めたが、政府の決定がずれ込んだため流れた。

 19年12月の初防衛戦から2年以上試合ができていない村田。会見では「正直ガッカリした気持ちもありました」と延期となった時の心境を明かしながらも、「一定のモチベーションを保ち続けたかと言えばそうではないですが、最終的にはものすごいいい状態が作れています。延期という期間が自分を高めてくれた」とプラスの面を強調した。

 当初の予定ではスパーリングの期間が短かったため、「その期間を取れたことが大きい」と説明。「いろいろ試せたものもある。ここで言うのもよくないのでリングで見て下さい」と秘策の存在を示唆し、戦い方は「ボクが詰めに行くと思う。そして、彼がどう対応してくるか。プランはあまり話したくない」と話すにとどめた。

 一方のゴロフキンは会見には不在だったが、帝拳ジムを通じて「ようやく日程が決まりました。日本の主催者のみなさんの懸命な努力とこれからの統一戦への全面的な支援に感謝します。リングに戻って“ビッグドラマショー”を日本に持ち込むのを楽しみにしています」などとコメントした。

 村田は試合を待ち続けたゴロフキンの協力に「ここまで待ってくれて、試合をやってくれる」と感謝。後は歴史的なゴングが鳴る時が来るのを祈るだけだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス