新日本NJC・CIMA 金丸に逆転勝ち「完封負け寸前。全部いかれるとこやった」
「プロレス・新日本」(9日、後楽園ホール)
史上最多48人参加(2人欠場)の春の最強決定トーナメント「ニュージャパンカップ」2回戦でGLEATから参戦しているストロングハーツの総帥CIMAが金丸義信を破って3回戦へ進出した。
金丸に背後から奇襲され、その後は左ヒザの集中攻撃に圧倒され続けたCIMA。終盤には足4の字固め、ムーンサルトプレス、タッチアウトなどの猛攻であと一歩の所まで追い込まれるが意地を見せて耐え抜いた。そして、ウイスキーを噴射しようとした金丸に起死回生のスーパーキックをたたき込むと、シュバインから左ヒザの痛みをこらえてダブルニードロップのメテオラを投下して逆転の3カウントを奪った。
苦しい戦いを「完封負け寸前。何もできひん。GLEATのGどころかCIMAの頭文字Cも残らないまま、金丸義信に全部いかれるとこやった。忘れてたよ。ここは日本が世界に誇るニュージャパンやな、当たり前やな」と振り返ったCIMA。
「とにかく、全世界がこのコロナ禍で精いっぱい生きてるんや。オレもそうや。ストロングハーツ、GLEAT、コロナまっただ中に旗揚げしたとんでもないアホ団体や。でもな、新日本プロレス50年、体すべて、人生すべて、生き様すべてぶつけてこの新日本プロレスでGLEAT、ストロングハーツ、CIMA勝負させてくれや」と熱弁し、「(1回戦の)TAKAみちのく戦では左ヒジを痛めて、今日は徹底的に左脚や。でもな、オレはメテオラをあきらめへんからな。新日本プロレスの全選手、外国人選手も含めて全選手にオレの人生、プロレス人生、最高傑作のメテオラをさく裂するまで、このヒザがつぶれようが、どうなろうが、あきらめへんからな」と捨て身で戦い抜く覚悟を示した。