亀田和毅 次戦ファイトマネー老人ホームに全額寄付 井上尚弥との対戦熱望「盛り上がる」
元世界2階級王者・亀田和毅(30)が15日、大阪・枚方市の住居型有料老人ホーム「幸 premium 御殿山」を訪問した。20日に開業する施設では、寝たきりで入浴できる特殊浴槽や電動車いすなどを見学。次戦のファイトマネーを全額、同ホームに寄付する意向を明かした。
和毅は「今までは試合で勇気を与えたいと思ってきたが、具体的にできているかわからなかった。社会貢献は、自分のモチベーションにもなる」と説明。特殊浴槽は1000万円以上、車いすは50万円程と高額で、ファイトマネーはそれらの購入に充てるという。
昨年12月には、メキシコでWBA世界スーパーバンタム級王座の挑戦者決定戦に勝利し、王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)への挑戦権を獲得。「今年中には(世界戦が)できると思う」と準備を進めている。また「来年は井上(尚弥)選手も階級を上げてくるらしい。日本人対決ができれば、ボクシング界も盛り上がる」とビッグマッチへ思いを募らせた。