新日本NJC・内藤、5戦連続丸め込みでオカダに雪辱!決勝はザックと
「プロレス・新日本」(26日、大阪城ホール)
史上最多48人(2人欠場)が争う春の最強決定トーナメント「ニュージャパンカップ」準決勝で内藤哲也がIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカが破り、優勝した16年以来6年ぶりの決勝進出を決めた。27日に行われる決勝戦でこの日に鷹木信悟を破ったザック・セイバーJr.と対戦する。
2月20日の札幌大会で内藤がオカダに挑戦して敗れて以来、わずか1カ月で新日本のトップスター同士が再戦。内藤は場外でオカダに鉄柵を利用したDDT、マネークリップなどで攻められるが、首と左足への集中攻撃で応戦する。
そして雪崩式フランケンシュタイナー、エスペランサ、コリエンド式デスティーノ、グロリアで猛攻を加え、スターダストプレスで一気に勝負を決めに行ったが寸前でかわされてしまう。そこから、オカダにラリアットの連打、ジャーマンスープレックス、ドロップキックなどで猛反撃されるがフォールは許さず、最後は目まぐるしい技の読み合いから丸め込みの応酬を制した。オカダに雪辱を果たし、対戦成績を6勝6敗のタイに戻した。
トーナメント5試合をすべて丸め込みで突破した内藤はマイクを持つと、「明日の対戦相手はどこにいるのかな。リングに来たらいいじゃん」と、決勝戦の相手ザックを呼び出した。これに応じてザックは花道に姿を見せたもののリングには上がらず、日本語で「明日、明日。お疲れさまです。よろしくお願いします」と話して去っていった。
内藤は21年9月のG1クライマックス初戦でザックに左ヒザを破壊されて敗れた上に欠場に追い込まれており、「ちなみに最近一騎打ちをしたのは(21年)9月のG1クライマックス大阪大会。その時はザック・セイバーJr.が勝利。その時の借りを返し、明日オレがニュージャパンカップを優勝するその姿をみなさま楽しみにお待ち下さい」と宣言。インタビューでは「優勝したらどうしようかな。何をお願いしてみようかな。何だと思います?」と報道陣に逆質問し、自ら「その答えはトランキーロ、あっせんなよ、に決まってるでしょ」と決めゼリフで締めた。