寺地拳四朗 村田VSゴロフキンをリングサイドで観戦へ「序盤なら村田さんの可能性も」

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30)=BMB=が8日、京都府宇治市、城陽市、久御山町を表敬訪問し、王座返り咲きを報告した。王者は城陽市役所で取材対応。今後もプランとして、WBA世界同級スーパー王者の京口紘人(28)=ワタナベ=との統一戦を熱望した。

 拳四朗は昨年9月に10回TKOで初黒星をつけられた矢吹正道(29)=緑=とのダイレクトリマッチを3月19日に京都市体育館で行い、右ストレート一撃で3回KO勝ち。因縁の再戦を制し、ベルトを取り戻した。実家のある城陽市では奥田敏晴市長に「強いとは前から知っていたが、本当に強かった。今後も自分のペースでステージを上げて、強さを発揮してください」と激励された。

 次戦については未定だが、統一戦や2階級制覇など「ビッグマッチをやりたい」と方向性を示す。試合直後は統一戦、2階級制覇のどちらも同じぐらい興味があると話していたが、20日ほど経過して心境にも変化がある。「統一できればいいですけどね。京口選手とやることができれば一番盛り上がる。次の試合でやってくれないですかね」と国内のライバル王者との頂上決戦を熱望した。

 すでに軽めのジムワークも再開。今年はあと2試合行うことを望む。9日には注目の村田諒太(帝拳)対ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)を22万円のリングサイド席で観戦する。「楽しみです。どんな雰囲気なのか。序盤で終わるなら村田さんの(勝つ)可能性があるんじゃないかなと思います」。“世紀の一戦”ミドル級統一戦の興奮を味わい、自らも統一戦への思いを強める。

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