圧勝V2の中谷潤人 6階級制覇に興味「スーパーフェザーまで身長的には行ける」

 6階級制覇に興味を示した中谷潤人
王座防衛から一夜明け、明るい表情の中谷潤人
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 ボクシングWBO世界フライ級王者の中谷潤人(24)=M・T=が10日、神奈川県相模原市内の所属ジムで、2度目の防衛に成功してからの一夜明け会見を開き、将来の6階級制覇に興味を示した。

 前日は、同級2位の山内涼太(27)=角海老宝石=に8回TKOの圧勝。「ホッとしている気持ちが強い。たくさん期待していただいていたので、結果としていい形で感謝をお届けすることができた」と満足顔で話した。

 完璧な内容だったが、自己採点は「50点か60点ぐらい」と厳しめ。「まだまだ反省するところはある。場面場面でまだ気を抜いていたりするところがあるので、修正して行けたら」と課題を掲げた。

 V1戦は米国で元ライトフライ級世界王者に圧勝し、海外でも評価が高まっている。今後については「大きい目標といったらパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング)に名前を連ねられるように頑張っていきたい」とかねてからの目標を改めてアピール。王座統一戦やスーパーフライ級に上げての2階級制覇などビッグマッチを熱望しており、今後については未定だが「できれば上の階級でやっていきたい」と希望した。

 171センチというフライ級ではかなりの長身で、階級の可能性について問われると「スーパーフェザーぐらいまでは身長的には行けると思うので、そういったところまで行けるように精進していきたい」と返答。仮にスーパーフェザー級まですべての世界王座を獲得したとなると、オスカー・デラホーヤ(米国)、マニ・パッキャオ(フィリピン)に続く世界最多の6階級制覇となる。その自信を問われると、「ここまで順調に来ているので、そういう自信を持ちながら、着実に今までやってきたようにやっていきたい」と冷静に語った。

 そこまで行くには多くの有名チャンピオンが立ちはだかるが、戦いたい相手は、「まず1階級上ならエストラーダ選手」と、スーパーフライ級のWBCフランチャイズ王座とWBAスーパー王座を保持するメキシコ人を希望。自信の保持する王座と同じWBOの世界スーパーフライ級王者には日本の井岡一翔(志成)が君臨しているが、「意識はありますけど、WBCのベルトが欲しいのでエストラーダ選手」とこだわりを示した。

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