村田諒太 今後「ゆっくり考える」 ミドル級王座統一戦一夜明け
ボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36)=帝拳=が、IBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40)=カザフスタン=との王座統一戦に敗れてから一夜明けた10日、所属ジムを通じてコメントを発表。所属ジムの本田明彦会長が村田の引退を示唆していたが、今後については「ゆっくり休んで考えます」と話すにとどめた。
前日は持ち前の圧力で優位に試合を進めたものの、徐々に反撃を許し9回TKO負け。だが、あこがれのスターとの激闘を「すごく濃密な時間だった」と振り返った。
そして、史上最大といわれる一戦までたどり着いたボクシング人生の達成感について、「自分自身を高められたということに関しては、よしとしてもいいかなと。ゴロフキン戦では(勝利を)達成していないのでないですが、コロナ禍で練習を継続してやってこられた自己肯定感はある。びびりの自分がよくここまでよくやれたなと思います。プロにならずに一度は大学職員やっていた人間ですから」と語った。