ボクシング 王者谷口、テーマはV1より“石沢返り討ち”サプライズパフォーマンスも?

 ミット打ちを行う谷口将隆(ワタナベジム提供)
 初防衛戦へ意気込みを示した谷口(中央)と伯耆トレーナー(右)、渡辺会長(ワタナベジム提供)
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 「ボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」(22日、後楽園ホール)

 同級5位の石沢開(25)=M・T=を相手に初防衛戦を行う王者の谷口将隆(28)=ワタナベ=が15日、オンライン上で公開練習を行った。

 石沢とは2年7カ月前にも対戦し、ダウンを喫しながらも、自身の距離を保って手数で上回って判定勝ち。谷口は「今回は石沢選手に勝つというのをテーマにしていて、挑戦者とかチャンピオンとかはひとまず置いておいて、石沢開選手1人に勝つことを大前提として作り上げてきました。彼に勝つことが今回の第一の目標だと思っているので、それに向けて当日はやりきります」と、初防衛よりも返り討ちを強く意識した。

 前回の対戦の映像はあまり見ておらず、「そこまで参考にしていない。別人のような強さになっていると思うので」と、リベンジに燃える石沢の成長を警戒。現在の印象を「比較的冷静。自信のあるものを作り出すために何をすべきか分かっていますね」と表現した。

 対策は具体的には明かさなかったが、「気持ちいいように戦わせたくないというのはお互いあるので、そこを気をつけたい。あとは石澤選手の全てを警戒しているので、気をつけて戦いたい」とイメージ。指導する伯耆淳トレーナーも「自信を持ってパンチを生かすような試合をしている」と石沢の変化を感じながらも、「なんとなく考えていることは分かる気はする。だからこちらも対策をそれなりに考えています」と話した。

 そして、所属ジムの渡辺均会長は「両者よく知った仲なので、計量の時、ちょっとしたパフォーマンスを見せるので楽しみにしてください。みんな、おおって言いますから」とサプライズを予告。だが、これを聞いた谷口は困惑の表情を浮かべ、「おおって言う体を見せられたら…」と苦笑した。

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