ボクシング・矢吹正道が現役続行 世界王者返り咲きを目指す
ボクシングの元WBC世界ライトフライ級王者、矢吹正道(29)=緑=が現役続行の意思を固めた。複数の関係者によると、20日までにトレーニングを再開しており、再起へ向け動きだしている。
初防衛戦となった3月19日の寺地拳四朗(BMB)とのダイレクトリマッチ(京都市体育館)で3ラウンドKO負け。王座から陥落した。試合直後は去就に関して「分からないです。今回に全てをかけていたので」と話していた。
一度は引退へと気持ちは完全に傾いたという。ボクシングの映像やグローブなどを見るのも嫌になったそうだ。子どもたちにボクシングを教えるために、ジムを開くという第二の夢もあった。だが、このままでは終われないという気持ちが、時間とともに湧いてきたようだ。
階級に関しては、当面は変更せずにライトフライ級を主戦場とする見込み。もちろん寺地との3度目の対戦も視野に入れることになると思われるが、現実的には他団体などチャンスをうかがいながら、世界王者返り咲きを目指すとみられる。