亀田和毅 ボクシング人生最終章は国内で 亀田家から離れ「悔いのないように全力で」

 会見後、ポーズをとる亀田和毅(撮影・北村雅宏)
 ジム移籍会見する亀田和毅(撮影・北村雅宏)
 会見後、TRYBOX平成西山ジム会長・西山一志とポーズをとる亀田和毅(右)(撮影・北村雅宏)
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 ボクシング亀田3兄弟の三男で元世界2階級王者の亀田和毅(30)が22日、兵庫県西宮市の「TRY BOX 平成西山ジム」で会見を行い、同ジムに所属し、国内で活動していくことを発表した。

 兄で元世界3階級王者の亀田興毅氏(35)が会長を務める3150ファイトクラブに所属していた和毅は3月末で同ジムとの契約を解除。「亀田家から快く送り出してもらった。最後のボクシング人生、メキシコに一人で行った時を思い出して、強い気持ちで悔いのないようにやっていきたい」と思いを語った。

 今後は海外ではなく国内での活動を明言した。「最後は応援してくれる人の目の前で、日本でやります」。海外だけで試合を行うのであればフリーの立場でも問題ないが、国内で試合を行う場合、所属ジムが必要となる。

 「TRY BOX 平成西山ジム」は日本ボクシングコミッション(JBC)のレフェリーや真正ジムなどでトレーナーを務めた西山一志氏が4月にオープン。JBCへの新規ジム登録も3月に完了している。西山会長は3150ファイトクラブでもトレーナーを務めており、昨年5月の和毅の試合でもチーフセコンドを務めた。和毅はマッチメークの方向性などが一致したため、所属先に決めたと説明した。西山会長は「彼の力を信じて強気なマッチメークをしていきたい」と強調した。

 WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)との対戦が究極の目標。「盛り上がる試合をしていきたい。悔いのないように全力でやっていく」。ボクシング人生最終章の幕開けを告げた。

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