京口紘人 熱狂の敵地メキシコで統一戦 会場はルチャの聖地「クリアしてなんぼ」
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級王座統一戦」(6月10日、メキシコ市)
ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28)=ワタナベ=が28日、都内で会見し、正規王者エステバン・ベルムデス(メキシコ)との団体内王座統一戦となる4度目の防衛戦へ意気込みを示した。
海外防衛戦は2戦連続。2021年9月に左親指中手骨を骨折、左肘も痛め、同年11月には左足の腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎など故障が続き、約1年3カ月ぶりの試合だが「ケガの状態はすごくよくて、万全な状態で臨める」と話した。
会場は“ルチャリブレの聖地”と言われるアレナ・コリセオ。2000メートル超の高地で治安の悪い地域の近くにある、超アウェーと言える敵地に乗り込むことに「近年の日本ボクシング界は従来の試合だと注目されないと、国内で防衛していて感じている。逆にチャンス。これをクリアしてなんぼ」と意義を語った。