新日本・オカダ“猪木殺法”で内藤撃破V4!ホワイトが襲撃し拡大BCがリング占拠
「プロレス・新日本」(1日、ペイペイドーム)
IWGP世界ヘビー級選手権試合が行われ、王者のオカダ・カズチカが内藤哲也の挑戦を退けて4度目の防衛に成功した。
過去12戦して6勝6敗同士の両雄は、新日本50周年の節目の年だけでこれが3度目の対戦。2月は同王座をかけてオカダが防衛し、3月のニュージャパンカップ準決勝では内藤が勝利している。
戦いは厳しい首の攻め合いから30分を超える大激闘に発展。オカダは内藤に必殺デスティーノをコリエンド式で見舞われたものの、カウント3寸前で返す粘りを発揮。内藤がトドメとばかりに繰り出した秘技スターダストプレスも寸前でかわした。
終盤には、両者が昭和の新日本を思わせるような激しい張り手の打ち合いを展開し、打ち勝った内藤がまたもデスティーノを狙ったところを、なんとオカダはこらえて新日本プロレスの開祖“燃える闘魂”アントニオ猪木の必殺技である延髄斬りを発射。さらに、オカダは猪木のもう一つの得意技の卍固めで内藤を捕らえると、そのまま持ち上げて頭からマットにたたきつけ、最後はレインメーカーで葬り去った。
今年初戦の1月4日・東京ドーム大会で頂点に返り咲き、“50周年の顔”として新日本をけん引し続けるレインメーカーが、新日本が21年ぶりに開催したペイペイドーム大会のメインを締めた。試合後はマイクを持つと、「内藤さん、3度目だけど、オレはメチャクチャ楽しかったよ。張り手で闘魂注入してくれてありがとう」とまずはライバルに感謝した。
そして、ファンへの感謝の言葉を口西にし、「福岡に金の雨が降るぞー」と決めゼリフで締めると、そこバレットクラブのジェイ・ホワイトが登場。オカダとエルボーを打ち合うとブレードランナーを繰り出してKO。マイクを持って英語で猛アピールを始めると、バレットクラブの面々と、この日の大会に突如を見せたカール・アンダーソン、ドク・ギャローズ、ジュース・ロビンソンも現れてリングを占拠。ダウンしているオカダを囲んでビールで祝杯を挙げる暴挙を行い、大会ラストをぶち壊しにした。