大仁田、盟友ターザン後藤さん死去に沈痛「信じられない。兄弟みたいな男だった」
「プロレス・ジャンボ鶴田23回忌追善興行」(31日、後楽園ホール)
全日本プロレスで初代三冠ヘビー級王者、日本人初のAWA世界ヘビー級王者となるなどの活躍を見せ、“完全無欠のエース”と呼ばれた故ジャンボ鶴田さんの偉業をたたえる追善興行が行われ、新日本プロレス、DDTなど10団体とフリーの32選手が出場した。
第2試合では大仁田厚(フリー)、グレート小鹿(大日本プロレス)、木高イサミ(BASARA)、宮本裕向(666)、雷神矢口(フリー)組と佐藤光留(パンクラスMISSION)、長井満也(ドラディション)、ヨシタツ(全日本)、羆嵐(フリー)、雷陣明組がストリートファイト・トルネードバンクハウスデスマッチで対戦し、小鹿がのど輪落としで雷陣を仕留めた。
29日には大仁田と史上初のノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチで対戦するなど数々の死闘を繰り広げたターザン後藤さんが肝臓がんで死去。試合後は追悼の10カウントゴングと後藤さんの入場曲が鳴らされた。
後藤さん死去の知らせを聞いたときには「信じられない…。アイツががいなければFMWは存在しなかった。兄弟みたいな男だった」と声を詰まらせていた大仁田。インタビューブースでは「前々日にターザン後藤が亡くなりまして、不思議なことに、ターザン後藤は鶴田さんの付き人だった」と後藤さんと鶴田さんとの縁を語り、「ターザンの曲を聴いた時に、まだまだターザンが出てきそうで…」と沈痛な面持ちで話した。