天心対武尊ネット沸騰「最高の試合」トレンド入り 期待値超えず?「凡戦」の声も
「THE MATCH」(19日、東京ドーム)
キックボクシングRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=と、K-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊(30)=GYM SAGAMI-ONO KREST=が対戦し、5-0の判定で那須川が勝利を収め、キックボクシング最後の一戦を飾った。
ネット上では試合開始から「天心VS武尊」、「THE MATCH」などがトレンド上位に急浮上。試合後は「最高の試合」、試合後に天心がリング上で叫んだ「格闘技最高」などがトレンド入りした。
試合は開始から緊迫感を漂わせ、天心が積極的に攻撃。右ジャブ、前蹴りを的確に当て、主導権を握った。そして、1回終了間際に武尊の左に合わせて、強烈な左フックを浴びせダウンを奪った。天心は左拳を突き上げ、大きくうなずいた。劣勢の武尊は2回、接近戦の中で頭が天心の顔に当たってしまうバッティング。天心は顔をゆがめ、しばらくチェックの時間をとった。また、2回中盤には天心を抱え込んで投げてしまい、天心が苦悶の表情。天心は「反則だよ」とつぶやき、武尊には口頭注意が与えられた。3回は互角の展開から、残り15秒からは一気に打ち合いとなり、終了のゴングが響いた。
団体間の交渉が進まず、長き時間を懸けてようやく実現したことから、「世紀の一戦」と銘打たれたこの試合。期待値が高かっただけに、ネット上には称賛の一方で「世紀の凡戦だったな」、「凡戦になっちまったなぁ」と、辛辣な声も。同じく今月行われた井上尚弥VSドネアの一戦と比較し「井上尚弥の凄さを思い知る」との声もあった。
放送はABEMAのみの有料配信(https://abe.ma/3mnrkZu)となったが、会場は超満員5万6399人超の観衆が詰め掛け、著名人も大集結。俳優菅田将暉、EXILE TAKAHIROと武井咲夫妻、ONE OK ROCKのTaka、山本舞香、サッカー日本代表の長友佑都や堂安律、堀米雄斗や平野歩夢らアスリートも多く観戦した。