警察官から「悩み抜いて」プロボクサーに転身 高校2冠の井上彪が六島ジム入門
ボクシングの六島ジムは1日、大阪市内の同ジムで会見を開き、日章学園高(宮崎)で高校2冠を獲得した井上彪(たける、23)の入門を発表した。井上は近大を卒業後、先月末までの1年2カ月間、大阪府警の警察官だったが、「働いている中でやり残したモヤモヤがあった。悩み抜いて決めた」とプロボクサーへ転身する。
日章学園では2年でアマ13冠の堤駿斗(志成)に勝利してインターハイを制するなど活躍。しかし、近大ではコロナ禍などで「一度はボクシングに対する熱が消えた」と卒業後に府警へ。交番勤務を経験する中で、競技への思いが再燃した。
8月にプロテスト、10月にデビューを予定。ライトフライ級を軸に「10戦で世界王座を取るくらいの気持ちで取り組む」と意気込んだ。