ハードコア女王のDASH・チサコが鈴季すずをラダー爆殺!稲葉ともかは王座返上!
「プロレス・仙台女子」(10日、後楽園ホール)
ハードコアマッチはDASH・チサコ(33)が、ラダーからのホルモンスプラッシュでプロミネンスの鈴季すず(19)を爆殺。16分55秒の死闘劇は、キャリア16年のハードコア・クイーンが年季の違いを見せつけた。
チサコがデスマッチ十番勝負に挑むすずをハードコアの戦場に引っ張り込んだ。ラダー4台、机、イスの山、タライなどが用意され、すずはバケツ一杯のスズを持参。ゴングが鳴るとチサコが場外の床にボディースラム。すずも相手を抱えて鉄柱にぶつける荒技で応戦。ラダーを使った空中戦、イスの乱打戦とスケールの大きいハードコア戦が繰り広げられた。
チサコは場外の机にすずを寝かせると、リングのラダー上からダイブして圧殺。机も破壊して暴れまくった。コーナーからラダーごとのプレスに続いてラダーからのフットスタンプ。さらにホルモンスプラッシュを繰り出して3カウントを奪った
チサコは「あんなんですかという感じ。自分もハードコアではプライドを持ってやってます。また対戦することがあれば、仙女のリングに沈めてやります」と話した。すずは「チサコは全く興味なかったけど、またリベンジしてやろうかなという気持ちです」と、悔しさを隠せなかった。お互いに言葉は冷淡だったが、試合は熱気が充満したスリリングな展開だった。
またセンダイガールズ・ワールドジュニア王者の稲葉ともか(JTO)が、キャリア3年の規定を越えたことから同王座を返上した。この日は岡優里佳との防衛戦が予定された。
しかし岡が左眼窩内壁骨折手術を余儀なくされて王座戦はキャンセル。稲葉は前日の9日、JTOの後楽園ホール大会で開催されたAoiとのクイーン戦を仙女ジュニア戦も兼ねることとし、ケジメのV1防衛を果たした。この日は同門の神姫楽ミサと試合を行い、観戦した岡とは再会戦を約束した。