「ＲＩＺＩＮ．３７」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　出場選手インタビューが２９日、都内で行われ、ＤＥＥＰフライ級王者の神龍誠（２２）＝神龍ワールドジム＝とＭＭＡルール５７キロ契約５分３回で対戦する所英男（４４）＝リバーサルジム武蔵小杉　所プラス＝が意気込みを示した。

　所はフェザー級、バンタム級を主戦場とし、５７キロ以下のフライ級で戦うのは約９年ぶり。２６日の公開練習では減量の過酷さを物語るような激やせぶりと力のない動きを見せ、涙を流すなど不安を感じさせた。

　しかし、この日は頬は相変わらずこけていたものの「ビックリするぐらい食べられていますし、昼もご飯を食べたし、元気です」と強調。やせた写真がネット上で話題となったことで、「普段連絡来ない方からも心配の連絡が来ましたね」と苦笑しながらも、「そういうのがうれしくてパワーをいただきました」と話した。

　今一番食べたいのは食パンで「毎朝子供に出してて、うまそうで、ぱくっといっちゃいそう」と話すが、計量のリカバリーは飲み物から始めるという。

　相手の神龍は７連勝中で“ＭＭＡの神童”と呼ばれる強敵で、所は「運動能力も高くて思い切りもよくてＭＭＡもできる。穴もないし、本当にすばらしい選手」と絶賛。試合展開を問われると、「自分は頑張るだけなので、どんな展開になりますかね？楽しみです。いろんな意味で予想がつかないです」と答えた。