亀田和毅 4回KO圧勝 親友・照ノ富士の前で3度ダウン奪う「王者になりたい」

 「ボクシング・10回戦」(30日、神戸市立中央体育館)

 元世界2階級制覇王者で、WBA世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31)=TRYBOX平成西山=が、同ジムへ移籍後の初戦となったフェザー級10回戦でウィリアム・エンカーナシオン(34)=ドミニカ共和国=と対戦。4回2分35秒KO勝ち。戦績を42戦39勝(21KO)3敗とし、目指す王座返り咲きへアピールした。

 元2階級制覇王者の貫禄を見せつけた。18年11月以来となる有観客の国内リングで、和毅は「15歳から海外でやって、フィリピンで王者になり米国で試合をした。31歳になって、最後は日本のみんなの前で王者になりたい」と宣言した。

 決意の証しは試合内容が物語る。ジャブを中心に攻撃を組み立て、3回に左ボディーと連打で2度のダウンを奪うと、4回に左ボディーで3度目のダウンを奪って試合を決めた。兄興毅氏の下を離れた新天地での初戦。アマで12年ロンドン五輪代表の経歴を持つ相手に手出しさせなかった。

 リングサイドには、大相撲の横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が陣取った。柔道で五輪2連覇の大野将平を含む3人は同学年。本名から「ガナ」と呼ぶ横綱とは食事をともにし、頻繁に連絡を取り合う親友だ。和毅は、熱望する世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥(29)=大橋=との日本人対決について「横綱も2桁優勝を目指している。自分もファンが望むカードをやりたい」と話した。

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