東南アジアで人気のカズ次男、タイでブアカーオとエキシビ戦「恐怖を感じるのも勉強」

 元サッカー日本代表のカズこと三浦知良(55)=JFL鈴鹿=の次男で総合格闘家の孝太(20)=BRAVE=が10日、都内で会見を開き、元K-1 WORLD MAX王者ブアカーオ・パンチャメーク(40)=タイ=とのキックボクシングルールのエキシビションマッチ(19日、タイ・バンコク)へ向けた意気込みを語った。

 孝太は7月31日の総合格闘技RIZINでフェリペ“キングハンター”マソーニ(ブラジル)とデビュー2戦目を行う予定だったが、試合前日に新型コロナウイルスの検査で陽性となり欠場。前日に隔離が終了し、会見では欠場を謝罪した。

 ブアカーオは04年にムエタイからK-1に参戦し、04年と06年にK-1 WORLD MAXで優勝するなど絶対王者と言われたK-1のレジェンド。わずかキャリア1戦の孝太が相手に選ばれたのは、孝太がタイなど東南アジアで人気があることが理由だ。

 孝太によると、21年大みそかの総合格闘技デビュー後、ファンがティックトックに投稿した自身の動画が東南アジアで話題となって、約3000人だったインスタグラムのフォロワーが10万人単位で増加し、現在66万人のうち約半数は東南アジアの人々だという。容姿、ファッションセンスなどが受けているとのことで、総合格闘家であることを知らない人も多いそうだ。

 また、今月に入って現地の主催者から対戦が正式発表された後、周囲から大きなキャリアの差を不安視する声が出たこともあって、所属ジムの宮田和幸会長が経緯を説明。当初は、孝太が難色を示したこともあって、オファーを断り続けたという。最終的に、近年よく行われる真剣勝負のエキシビションマッチではなく、ブアカーオはKOするような攻撃はなし、契約体重もほぼ同じなどの条件で受諾。「リングの上でけいこを付けてもらうイメージ。軽いスパーリングみたいな感じ」と話した。

 孝太は、40歳となった現在も良好なコンディションを維持しているブアカーオの画像を見て「びびっちゃった」というものの、「世界のレジェンドとリングの上で向かい合える。蹴りだったり、今後のMMAにもプラスになると思うので、いろんなものを吸収できたら。恐怖を感じるのも勉強だと思う」と意義を強調。父のカズからも「海外に行って世界のレジェンドに会えるのはなかなかないから、そういうのは大切だよ」と言われたという。「向こうが軽くやっているつもりでもきいちゃう可能性もある。エキシビションとはいえ集中してやらないと、軽く合わせるのでも今の自分には難しいと思う」と気持を引き締めた。

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