「ＡＢＥＭＡスペシャルマッチ」（１４日、エディオンアリーナ大阪）

　元Ｋ－１で現在はＲＩＺＩＮで活動する皇治（３３）＝ＴＥＡＭ　ＯＮＥ＝がボクシングに初挑戦するスペシャルマッチに臨み、４回戦プロボクサーのヒロキング（福重浩輝、２９）＝ＫＷＯＲＬＤ３＝と３回を戦い抜いた。判定決着なしのルールのため勝敗はつかなかった。

　日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）のライセンスを保持しない皇治と、保持者のヒロキングが対戦するため、ＪＢＣ管轄外の規格マッチ。６３キロ契約の試合は３分×３ラウンド、ＫＯおよびレフェリーストップのみの判定なし、ヘッドギアなし、１０オンスグローブ使用の特別ルールで行われた。

　前日に大阪市内のホテルで行われた試合ではあわや乱闘寸前とヒートアップした両選手だが、試合は落ち着いた入りとなった。左ジャブを突き合う展開が続き、ヒロキングは初回から腰を振るダンスを披露して打ってこいと挑発。２回には反則覚悟のバッティングも仕掛けた。

　最終３回はお互いＫＯを狙って両者単発のフックを打ち込んだが、ダウンシーンはなく試合は終了。笑顔で抱き合い、健闘をたたえ合った。最後は「３１５０ＦＩＧＨＴ」の亀田興毅ファウンダーもリングに上がり、３人で「大阪３１５０」と決め台詞で締めた。