ダンプ松本が尾崎魔弓の正危軍と合体!OZ初参戦でプラム麻里子さん鎮魂ファイト!

 「プロレス・OZアカデミー」(21日、後楽園ホール)

 OZアカデミーの後楽園ホール大会は、688人の観衆を動員。リングには今月8日にデビュー42周年を迎えたダンプ松本(61)が「X」として登場。OZ初参戦の極悪同盟の首領と正危軍の尾崎魔弓(53)が電撃合体してファンを驚かせた。

 この日のセミは尾崎、桜花由美(43)withXの正危軍と世羅りさ(30)、夏実もち(36)with柊くるみ(22)のプロミナンス軍が初遭遇するカードが組まれた。尾崎は「お互い危ない試合をする軍団だから面白いでしょう」と共通点を挙げていたが、ナゾの「X」は一番危ないレジェンドだった。

 OZではこれまで志田光(5月)、本間多恵(6月)、尾崎(7月)が「X」としてカード発表されたが、いずれも情報漏洩からバレバレになっていた。しかし今回は機密保持が貫徹された。正危軍は雪妃魔矢、安納サオリが新型コロナウイルスの感染で欠場し、カード変更を余儀なくされた。しかしインパクトのあるダンプの出現には会場がどよめき、2人の欠場も帳消しにされた。

 正危軍はダンプが竹刀で世羅の背中をたたきつけると、尾崎はチェーン攻撃。桜花もムチを武器に暴れる凶器の三重奏で大攻勢。プロミネンスも奮戦したが、最後は尾崎が夏実に裏拳からオザキックを浴びせてフォール勝ちをもぎ取った。

 この日は1997年8月16日、リング禍で天国に逝ったプラム麻里子さん(享年29)を追悼する10ゴングが鳴らされた。悲しい事故から4半世紀。心の痛みを引きずる尾崎は、毎年夏になると「プラムの花咲くOZの国」のサブタイトルをつけてビッグマッチを開催してきた。「X」にダンプを投入した今回の鎮魂ファイトの勝利は、格別なものだった。

 ダンプも「昔、よく遊んだよね。麻里ちゃん、聞いてるか。やっとOZに出させてもらったぞ」と、故人に呼びかけた。ダンプは10月8日に新木場で自主興行「極悪祭」を開催する計画で、尾崎に「出てくれるよね。一緒に組もう」とラブコール。尾崎も「出ますよ」と、ワルのドッキングを約束した。

 メインのOZアカデミー無差別級選手権は、王者のAKINOが山下りなをフランケンシュタイナーで下して初防衛に成功した。OZアカデミー・タッグ王座次期挑戦者決定戦は、加藤園子&水波綾が橋本千紘&優宇の“チーム200キロ”と激突。肉弾戦を繰り広げた末に加藤が優宇にリングアウト勝ちして挑戦権を獲得した。加藤組は9・11新宿FACE大会で松本浩代&山下りなの王者組にチャレンジする。

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