女性版タイガーマスクのクイーン、謎の覆面軍団ダーカーズに苦杯 自身の不敗は継続
「プロレス・ストロングスタイルプロレス」(25日、後楽園ホール)
女性版タイガーマスクのタイガー・クイーンがタッグマッチで謎の覆面軍団ダーカーズに黒星を喫した。21年7月のデビュー戦で初代タイガーマスクを思い起こさせる四次元殺法を披露してファンに衝撃を与えてから1年が経過したクイーン。これまでシングルは8戦全勝、タッグは3勝3敗ながら自身は一度も直接の敗北を喫しておらず、その無敗神話を崩壊させるべく乗り込んだのがダーカーズだ。
この日、クイーンは梅咲遥(ディアナ)と組んでダーク・タイガー、ダーク・チーター組にダーク・パンサーがセコンドに付いたダーカーズを迎撃。コーナー最上段からのラ・ケブラーダ、タイガードライバーなどの四次元殺法で攻め立てたが、度重なるパンサーの介入にペースをつかみきれなかった。
終盤にはパンサーがレフェリーを場外に拉致し、無法状態のリング上で木刀などを用いて3人がかりで梅咲を袋だたき。最後はチーターとパンサーが場外でクイーンを捕獲し、孤立した梅咲をリバースタイガードライバーで仕留めた。
試合後、これまでほとんど言葉を発したことのないクイーンは、怒りと悔しさをにじませた目つきでダーカーズに詰め寄ったものの無言で退場。インタビューでは梅咲から「すみません。クイーンさんの力がなくても、しっかり自分の力で…。ありがとうございました」と頭を下げられたが、最後まで無言だった。