「プロレス・ストロングスタイルプロレス」（２５日、後楽園ホール）

　団体を率いる初代タイガーマスクこと佐山サトルがリング上であいさつした。原因不明の体調不良で１９年１２月から欠場を続けているが、団体の平井丈雅代表は開始前のあいさつで「少しずつ回復しております」と明かしており、この日は車いすから立ち上がってマイクを持つと、「名前は言えませんが格闘技界のすごい選手とご飯を食べました」と報告した。

　元Ｋ－１ワールドＧＰ３階級制覇王者の武尊がＳＮＳに佐山と対面した写真を投稿したことを指していると思われ、「世界最高の格闘家と世界最高のプロレスを混ぜ合わせて、これからもますます前進していきます」と誓った。

　その後、７６年に行われたアントニオ猪木とボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリの異種格闘技戦でレフリーを務めた元プロレスラーで９日に死去したジン・ラーベルさんを追悼する１０カウントゴングと黙祷をささげた。