元プロレスラーの鶴見五郎さん死去 弟子の高木三四郎「インディーの世界観を体現」
元プロレスラーの鶴見五郎さん(本名・田中隆雄)が26日、低血圧と敗血症で死去したことが関係者の話で分かった。73歳。生前の本人の意向により葬儀は行わない。
鶴見さんは東海大理学部在学中に独学でレスリングに打ち込み、71年に国際プロレスに入団。当時では珍しい日本人の悪役となり、独立愚連隊を結成するなどして活躍した。81年に国際プロレスが解散すると、全日本プロレスに参戦し、国際血盟軍を結成するが90年にSWSへ移籍した。
SWSが崩壊すると、同門らとNOWを結成。そのNOWも活動停止となると93年にインディー団体の統轄組織レスリング・ユニオンの設立に加わり、傘下団体のIWA格闘志塾(後に国際プロレスプロモーションに改称)を旗揚げ。その後はインディー戦線で活動し、2013年7月に引退した。ゴロースープレックスなどを得意としていた。
本紙の取材に応じた鶴見さんの教え子で、現在はサイバーファイト社長の高木三四郎は「2016年に鶴見さんのイベントをやった時にお会いしたのが最後。かなり前から体調がよくないと聞いていて、他の弟子と会いに行こうと話はしていたが、コロナで面会できなかった。インディーの世界観を体現していた人。この業界で生き残るという気概のある方で、そのスピリットを学んだ」と師匠を悼んだ。
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