アマ10冠・今永虎雅 デビュー2連続KO勝ち「世界で戦えるように頑張る」
「ボクシング・6回戦」(26日、後楽園ホール)
アマチュア10冠の今永虎雅(23)がジョン・ローレンス・オルドニオ(25)を4回KOで破り、デビュー2連続KO勝利した。
長身サウスポーの今永は、長く素早い右ジャブで試合をコントロールするも、頭を沈めて組み付く相手を崩しきれず。2回にはバランスを崩したところに右フックを浅く浴びてスリップと判定される際どい場面もあった。それでも4回終盤、コーナーに追い詰めての左ボディーで相手をうずくまらせ、再度左ボディーを突き刺して10カウントを呼んだ。
リング上のインタビューでは「もっと入ってくる想定で組み立てていたので、計算が合わなかった。最後はちゃんと当てられてよかった」と安ど。「このままじゃ世界は遠い。もっと練習して世界で戦えるように頑張る」と精進を誓った。
◆今永虎雅(いまなが・たいが)1999年8月9日、大阪府河内長野市出身。5歳からグローブ空手、中学からボクシングを学び、奈良・王子工高から東洋大へ進学。アマチュアでは113勝(23RSC)13敗の戦績を残し、史上初の高校8冠を含む10冠を獲得した。22年6月29日に大橋ジムからB級でプロデビュー。身長177センチ。サウスポー。