「ボクシング・ＯＰＢＦ東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ」（２６日、後楽園ホール）

　元Ｋ－１ワールドＧＰ王者の武居由樹（２６）＝大橋＝が、王者ペテ・アポリナル（２７）を破り、デビュー５連続ＫＯ勝利で新王者となった。Ｋ－１王者の同王座獲得は１７年１月の藤本京太郎以来。最長２回しか経験していない武居だが、２回に２度、未体験の４回に１度ダウンを奪い、５回に左フックで相手をぐらつかせてストップを呼んだ。

　Ｋ－１王者として王座を獲ることに重圧があったといい「みんなが俺の背中を押してくれて、みんなで獲ったベルト」と感謝。スーパーバンタム級は同門の井上拓真が日本とＷＢＯアジアパシフィックの２冠王者で、その兄のバンタム級３団体統一王者の尚弥も転級を計画。武居はジムの大橋秀行会長から「バンタム級もできるだろ」と言われると、「できる気もします」と困惑しながら答えた。